遊戯王OCGの新コンセプトパック「TACTICAL-TRY PACK -黒魔導・HERO・御巫-」(以下、TTP)が、2025年6月28日の発売を目前に控え、ファンの間で熱い議論を巻き起こしている。公式発表により、強力な手札誘発モンスター「灰流うらら」と「増殖するG」の再録が確定し、コミュニティは期待と懐疑の声で賑わっている。この記事では、TTPの概要、収録カードのインパクト、そしてファンの反応をもとに、推論を交えて徹底考察する。
灰流うらら&増殖するGの再録
今回の発表で最も注目を集めたのは、「灰流うらら」と「増殖するG」の再録だ。特に、両カードが初の「字レア」(ノーマルレア)仕様で収録されました。
灰流うらら
「灰流うらら」は、相手のデッキからのカードサーチ、ドロー、特殊召喚を無効化する手札誘発モンスターで、現在の遊戯王OCG環境においてほぼ全てのデッキに3枚採用される必須カードだ。その汎用性の高さから、シングルカードの市場価格は高騰し続けており、初心者や復帰勢にとって入手難易度が高いカードの一つだった。うららを主食とセットにしてあげるとか優しいカードではあるが需要過多になっているのは否めない。
TTPでの再録は、こうした新規参入者や予算に制約のあるプレイヤーにとって救済措置となるだろう。しかし、字レア仕様となれば、開封のワクワク感は増すものの、必要な3枚を揃えるには依然として運が必要かもしれない。
増殖するG
「増殖するG」は、相手の特殊召喚1回につき1枚ドローできる手札誘発モンスターで、コンボデッキや展開力の高いデッキに対する強力なメタカードだ。環境によっては採用率が変動するが、依然として多くのデッキで2~3枚採用されるスタンダードなカードである。「問題は欲しいテーマのカードが出ないことだな...」とブースターパック形式ゆえに特定テーマのカードを集める難しさは残るだろう。
コミュニティの反応は期待と懸念の両極へ
コメント欄は、TTPへの期待と懸念が入り混じる議論の場となっている。以下に、主要な意見を整理し、その背景を推論する。
マルチャミーやリトルナイトも軽率にばら撒いて欲しいやドラフト適正もありそうとTTPはパック単体で複数テーマのデッキを組める設計のため、ドラフトやシールド戦といった特殊フォーマットでの使用も期待されているがネガティブな反応では環境への疑問としてうららも増G以外の誘発が欲しいと思うユーザーも。大会データを見る限り、依然として高い採用率を誇るがまだまだほしいカードだ。
テーマへの期待と不満
KONAMIの戦略は初心者と復帰勢の取り込みでTTPの設計は、遊戯王OCGのプレイヤー層拡大を明確に狙ったもの。「灰流うらら」「増殖するG」の再録は、初心者や復帰勢が環境デッキを構築する際のハードルを下げる。過去のレアリティコレクションでも同様の再録が行われたが、字レア仕様は新たな試みとして注目される。
過去の再録では、ノーマル仕様の「うらら」が一時的に500円程度まで下落した例もあり、TTPの字レア仕様がどの程度市場に流通するかが注目される。「灰流うらら」「増殖するG」の再録は、環境参入のハードルを下げ、字レア仕様はコレクターの心を掴む。一方で、ブースターパック形式のランダム性や、一部テーマの強化不足に対する懸念も存在する。発売まであと24日、ファンの期待と議論はさらに熱を帯びそうだ。
TTPへの期待と不満が交錯する熱い議論の場となっている。あなたは「灰流うらら」と「増殖するG」の再録をどう評価する? 欲しいテーマのカードは揃うと思う?
ぜひコメントで意見を聞かせてほしいです。