「ヤミーデッキ」(遊戯王のテーマ「ヤミー」)の対策に関する反応を、WebやXの情報をもとに簡潔にまとめます。ヤミーは高い展開力とシンクロ召喚を軸にしたテーマで、対策にはその特性を理解した戦術が求められますがその理由はどこにあるのでしょうか。
ヤミーデッキの対策考察
ヤミーデッキの概要と強みは「ヤミー」は『デッキビルドパック ジャスティス・ハンターズ』(2025年3月22日発売)で登場したシンクロ召喚を中心としたテーマで高い展開力を保有してるのが特徴。リンク1モンスター「ヤミー★スナッチー」を起点に、メインデッキのレベル1「ヤミー」モンスターが手札から特殊召喚可能。そこからシンクロ召喚やリンク召喚を繰り返し、盤面を構築するのでフリーチェーンでの逃げなどが出来てしまうのがポイント。
リソースの再利用も容易でシンクロモンスター「Sヤミー」は、相手の効果発動時に自身をEXデッキに戻し、墓地の「ヤミー」モンスターを2体まで蘇生する効果を持つ。これにより、墓地リソースを活用して再展開や妨害を継続できるのでデッキ構築の中では結構厄介。枚初動(例:《魔獣の懐柔》)や準1枚初動で動け、相手ターンでのシンクロ召喚も可能。ドロー加速やコントロール奪取など、状況に応じた戦術が多彩です。
ヤミーデッキの主要カードと動き
対策を考える前に、ヤミーデッキのコアとなるカードと典型的な展開パターンを整理する。
ヤミー★スナッチー(リンク1)
フィールドの「ヤミー」モンスターを素材にリンク召喚。フリーチェーンで合体効果を持ち、墓地の「ヤミー」を蘇生しつつシンクロ召喚へ繋げ展開の起点。メインデッキの「ヤミー」モンスターの特殊召喚条件を満たす。
Sヤミー(シンクロモンスター)
相手の効果発動時に自身をEXデッキに戻し、墓地の「ヤミー」モンスターを2体まで蘇生。蘇生したモンスターで再びシンクロ召喚可能。相手ターンでの妨害とリソース回復が容易。
メインデッキのヤミー(レベル1モンスター)
リンク1またはレベル2シンクロモンスターが存在する場合、手札から特殊召喚可能。召喚・特殊召喚時にサーチやドローなどの効果を発動。リソース確保と盤面構築の基盤。アクロッキーで破壊効果やコントロール奪取を持ち、墓地から発動可能。スナッチーと組み合わせた妨害が強力。「魔獣の懐柔」など1枚初動を可能にする汎用カード。ヤミーデッキでは展開の安定性を高めるのも魅力。

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ヤミーデッキの初動の阻止
ヤミーデッキは「スナッチー」や《魔獣の懐柔》を起点に動くため、初動を止めるのが効果的。手札誘発ではサイドを検討する場合パンクラトプスやアトラクター、浮幽さくらなどが候補に挙がります。捲り札は、超融合、スレイなどで返しましょう。
ただ他のデッキも大会にいるので採用率やサイドデッキの変更が今環境では難しい所だとも言われていますね。
週末の大会と改訂の様子見て再調整したヤミーデッキ
— ゆうしゃ (@yusha_pamo) 2025年3月24日
・メインは大体みんなこんな感じ
・ドラゴンテイルの流行と冥王の採用を見てサイドに魔封じ、めちゃ強い
・魔封じで止まらない捲りで拮抗採用
・マリスがやばいのでロンギヌス
・ミラーに強い超融合を入れた(本当はメインにぶち込みたい😭) pic.twitter.com/U0NpEulwNT
なるほどね〜ヤミーの弱点
— ファルコン神谷 (@Falconkamiya) 2025年6月3日
効果が対象とる 無効系がない 除外に弱い
友達が組むと思うからガンメタしないと#遊戯王
ドロー誘発以外なんも効かない無敵の展開系な代わりに
— むらかみ (@breaker1864) 2025年3月23日
まくり札に対する耐性は若干低いヤミー
ドロー誘発以外にもロンギっていう致命的な誘発がある代わりに
まくり札に対する耐性が異常なM∀LICE
この2つのデッキが同時に環境にいることが結構頭悩ませることになりそう。
《灰流うらら》などで止める
サーチ効果(ヤミーや《魔獣の懐柔》)を無効化し、初動を崩す。特に「スナッチー」へのアクセスを遅らせる。《エフェクト・ヴェーラー》:「スナッチー」の合体効果や「ヤミー」の特殊召喚効果を無効化。相手ターンでのシンクロを防ぎたいのですがチェーンで逃げるのもあるので、基本的に使いづらいのが特徴。
なので除外させたりEXデッキを枯渇させるようなカードとは比較的相性が良好でした。
フリーチェーンでの除去を行う
【ヤミー】のような先行コンシューマーデッキに対し、後攻から盤面を崩す札としてパンクラが浮上。手札から特殊召喚できる条件(相手のモンスターが多い場合)が、後攻1ターン目の展開で満たされやすく、即効性が高い。フリーチェーンでの除去は注目されました。
ダイナレスラー・パンクラトプス
効果モンスター
星7/地属性/恐竜族/攻2600/守0
(1):相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、このカードは手札から特殊召喚できる(1ターンに1度)。
(2):自分・相手ターンに、自分フィールドの「ダイナレスラー」モンスター1体をリリースし、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する(1ターンに1度)。
『虹光の宣告者』を除去できるうえにフリチェを打てるであろう存在でかつ初動から困らない存在がこのカードという訳で、クシャトリラみたいに出張要素が強いモンスターが別途注目されたという訳。
競合カードとの比較とパンクラの差別化ポイント
【ヤミー】対策として挙げられる他の汎用札とパンクラの比較である。提供情報に基づき、戦略的優位性と限界を分析する。『幻創龍ファンタズメイ』は手札交換+対象を取る効果の無効化。【ヤミー】の『ヤミー★スナッチー』で特殊召喚が容易。対象を取る除去が多い【ヤミー】環境で効果発動が安定する点で注目。
安価なものからあるので安いデッキで対策したいならおすすめ。ATK2200がパンクラより低く、永続罠に触れない。『魔封じの芳香』下では腐るリスクもあるうえに他テーマには刺さらない場合も。
なので、こちらとしては『超融合』のチェーン不可で盤面を一掃。融合モンスター(例:『超雷龍-サンダー・ドラゴン』)で追加展開も可能で動きたいが後攻でかつタイミングがずれると魔封じの芳香などで先に止められると中盤では腐る。手札コストが重く、『魔封じの芳香』で腐る。融合素材の準備が必要な点に注意したい。
原始生命態ニビル
もう一つがニビルでのヤミー対策。こちらは別途他のデッキパターンに依存するが5回以上の召喚・特殊召喚で盤面をリセットするのでタイミング依存度が高く、【ヤミー】の展開が早い場合に間に合わない可能性もありリスクが高い。低tierでのマスターデュエルでは有用でサンダー・ボルト・拮抗勝負も同様に後攻後手での魔封じに脆い点が課題視されたがパンクラトプスでメタを張れるのは大きいだろう。
ヤミーデッキのメタを考える
ヤミーデッキは後攻1ターン目に手札から特殊召喚+除去が可能。罠カードや遅延効果のカードと異なり、即座に盤面に影響を与えるカードがふさわしく、永続罠への対応で『魔封じの芳香』や『センサー万別』を破壊できるカードでなければならない。
ライトニングストームなどは別途封じられる可能性もあり、出張パーツとしては2600の打点以上がないと逆にミラーで対策されてしまう。
デッキ構築への負担の少なさもありメタの多様性への対応できるカードが良いでしょう。幸い【ヤミー】以外の出張パーツ【閃刀姫】、【サンダー・ドラゴン】でも、永続罠や高打点モンスターへの対応として機能出来るので1枚で特殊召喚+除去+戦闘破壊をこなすため、サイド枠を圧迫しない枠が新規で登場する事を祈りたいです。
後攻デッキでの対策
後攻特化デッキ(例:【ドラゴンリンク】、【オルターガイスト】)では、パンクラを1~2枚サイドに採用し、【ヤミー】や永続罠を意識した構築が可能。でミラーマッチ対策においても有用。【ヤミー】ミラーでは、『俱利伽羅天童』や『共界神淵体』が採用されるが、これらは状況依存度が高い。パンクラは安定した除去札として代替可能。特定のメタに依存せず、幅広いデッキに対して刺さるため、サイドデッキの「保険」として優秀です。
ただし、複数妨害が並ぶ盤面(例:虹光+ヤミーウェイ+アクロッキー)では、1枚破壊では不十分な場合があるうえに環境依存も高いのでtierを常に把握しておきたいですね。
- 墓地封じ:《次元障壁》《D.D.クロウ》《マクロコスモス》でリソースを枯らす。
- EXデッキ封じ:《虚無空間》《アーティファクト・デスサイズ》で展開を根絶。
など先行であればうれしいけど盤面破壊の《ライトニング・ストーム》《禁じられた一滴》で妨害を無効化するのはメタカードがあると終わるので注意。これらを組み合わせ、相手の構築に応じて柔軟に対応する。環境でのヤミーデッキの使用率(Tier2)を考慮し、メイン・サイドデッキでメタしていきましょう。