「ドレミコードデッキ」の新規収録カードで対策はどうなる?2025年7月26日(土)発売の『DOOM OF DIMENSIONS』で、ついに『ドレミコード』テーマが大幅強化!『ドレミコード・ソルフェージア』、『ドレミコード・プリモア』、『幸せの多重奏』の登場により、その展開力、安定性、そして妨害能力は飛躍的に向上しました。
しかし、どんな強力なデッキにも弱点は存在します。今回は、新環境で猛威を振るう可能性を秘めた『ドレミコード』デッキへの対策、そしてその対策カードへのユーザーの反応まで、徹底的に考察していきます。
ドレミコードデッキの対策考察
ドレミコードデッキの対策は新規カードが投入されても先行でのペンデュラムメタや魔法罠での除去。さらに誘発をP配置後に打つという点は変わりません。自分フィールドに「グランドレミコード」モンスターが存在する場合、その発動した効果を無効にできる。その後、このカードを破壊するソルフェージアの効果も盤面に出すのが前提なので何かしら動く相手にマルチャミーや増殖するGは引っかかってしまいます。
逆に先行である程度盤面が出来上がってしまえば誘発もそこまで怖くなく、増殖するGが出たとしても1ドロー程度で抑えてpゾーンに置くことで対応するということも出来てしまいました。ケアも十分にしてくるので、相手にする場合は注意しましょう。
ドレミコードデッキの強みと弱み
まず、対策を立てる上で『ドレミコード』デッキの特性を再確認しましょう。
【強み】
- 高い展開力: 「幸せの多重奏」により、手札交換と同時に大量展開が可能に。P召喚の回数増加も相まって、盤面形成力が格段にアップ。
- 安定性の向上: 「ドレミコード・プリモア」のサーチ効果により、キーカードへのアクセスが容易になり、初動の安定性が増した。
- 強固な妨害と耐性: 「ドレミコード・ソルフェージア」のP効果によるモンスター効果無効化や、「ドレミコード・プリモア」のモンスター効果による効果無効化耐性(Pスケール奇数偶数揃い時)により、相手の妨害を乗り越えやすくなった。
- リソース回復: 「ドレミコード・プリモア」のリンク召喚時効果や、「ドレミコード・ソルフェージア」のリリース効果により、EXデッキや墓地からのリソース回収が可能。
【弱み】
- ペンデュラム召喚への依存: やはりペンデュラムテーマである以上、P召喚が妨害されると展開が滞る可能性がある。
- Pゾーンのカードへの依存: Pゾーンのカードが破壊されると、P召喚が不可能になる、またはスケールが揃わなくなるため、大きな痛手となる。
- 特定のモンスターへの依存: 「グランドレミコード」モンスターの存在を条件とする効果や、L召喚をトリガーとする効果など、特定のモンスターや召喚方法に依存する場面がある。
【ドレミコードメタはこの1枚!?】対策カードと回し方
では、具体的な対策カードと、それらをどう活用するかの回し方を見ていきましょう。
展開の起点と大量展開を阻害する「手札誘発」
最も基本的な対策であり、やはり強力です。
- 《増殖するG》: 『ドレミコード』は「幸せの多重奏」やP召喚、モンスター効果による特殊召喚を多用するため、確実にドローを稼げます。相手に展開を諦めさせるか、大量ドローを許して次のターンに切り札を引かせるかの選択を迫ることができます。
- 《灰流うらら》: 『ドレミコード・プリモア』の召喚・特殊召喚時効果(デッキからのサーチ)、『幸せの多重奏』のPモンスターサーチ効果など、デッキからのサーチに対して非常に有効です。これらを止められれば、相手の初動や展開の伸びを大きく阻害できます。 サブのサーチ手段や手札のPモンスターで展開を継続しようとするでしょう。
- 《無限泡影》や《エフェクト・ヴェーラー》: 展開の起点となる『ドレミコード・プリモア』のモンスター効果や、『ドレミコード・ソルフェージア』のモンスター効果を無効にすることで、展開を鈍らせることができます。特に『プリモア』の召喚・特殊召喚時のサーチ効果を止めることが重要です。ケアで他のモンスターで展開を試みるか、P召喚に繋げようとするでしょう。Pスケールが揃っていれば『プリモア』の耐性で無効化されない可能性もあるため、タイミングが重要です。
- 《ディメンション・アトラクター》: 『ドレミコード・プリモア』のL召喚時効果(EXデッキ・墓地からの回収)や、『ドレミコード・ソルフェージア』のモンスター効果(EXデッキ・墓地からの特殊召喚)など、リソース回復を封じるのに有効です。墓地やEXデッキの表側表示のカードを積極的に利用するテーマなので、相手の息切れを狙えます。
Pゾーンとペンデュラム召喚への直接的なメタ
ペンデュラムテーマの宿命とも言える弱点です。
- Pゾーンのカードを破壊するカード:
- 《ハーピィの羽根帚》 / 《ライトニング・ストーム》: Pゾーンのカード2枚を一気に破壊できれば、相手のP召喚を不可能にできます。ペンデュラム召喚を軸とするデッキにとって、これは致命的な打撃となります。
- 《サイクロン》 / 《ツインツイスター》など: 単体でもPゾーンのカードを破壊できるカードは有効です。特にキーとなるPスケール(例:0や9)を狙い撃ちにすることで、相手の動きを制限できます。 【想定される相手の反応】:
- 「痛い!Pゾーン破壊されるのはペンデュラムの宿命...」
- 「『幸せの多重奏』でPゾーンから出す効果を使われる前に破壊したいな」
- 「手札に予備のPモンスターがあるかどうかが勝負」
- ペンデュラム召喚を無効にするカード:
- 《昇天の黒角笛》 / 《神の宣告》: ペンデュラム召喚そのものを無効にするカードは、相手の展開を根こそぎ止められる強力な手段です。 【想定される相手の反応】:
- 「うわー、ペンデュラム召喚通らないと何も始まらない...」
- 「これがペンデュラムの弱点だよな」
- 「対策カード持っててえらい」
- 《昇天の黒角笛》 / 《神の宣告》: ペンデュラム召喚そのものを無効にするカードは、相手の展開を根こそぎ止められる強力な手段です。 【想定される相手の反応】:
盤面への対処と耐性貫通
展開された強力な盤面をどう突破するかが鍵となります。
- 対象を取らない除去: 『ドレミコード・プリモア』のモンスター効果による効果無効化耐性(Pスケールが奇数と偶数で揃っている場合)があるため、対象を取らない除去が有効です。
【ドレミコードメタはこの1枚!】今回の結論カードは…
様々な対策カードがありますが、今回最も注目したいドレミコードメタの1枚は…《ディメンション・アトラクター》 でした。
- 『プリモア』のリソース回復を封じる: 『プリモア』のL召喚時の効果は、EXデッキ(表側)や墓地からの『ドレミコード』カードの回収です。これが発動できなくなれば、リソースの再利用を大きく阻害できます。
- 現環境における汎用性: 他の墓地利用テーマやEXデッキ利用テーマに対しても有効であり、腐りにくいカードであると言えます。
もちろん、他の手札誘発やPゾーン破壊カードも強力な対策ですが、『ディメンション・アトラクター』は、特に『ドレミコード』が強化されたリソース回復の部分をピンポイントで潰せる点が魅力的です。
ただ、ペンデュラムなのできつい誘発はうさぎ γ などかもしれません。こちらは🄿ゾーンごと割ってくるので厄介。環境に合わせておくとヤミーついでに妨害できるのでありかなーと
ペンデュラムメタを想定したユーザーの反応まとめ
今回のドレミコード強化を受けて、ペンデュラムメタに対するユーザーの反応も様々です。
- 「ペンデュラム召喚無効系のカードが高騰するな」: 『昇天の黒角笛』や『神の宣告』など、P召喚を直接的に無効にできるカードの需要が高まるという予想。
- 「Pゾーン破壊は必須枠になるだろうな」: 『ハーピィの羽根帚』や『ライトニング・ストーム』の採用率がさらに上がるとの意見。
- 「『ディメンション・アトラクター』が刺さるのが意外と面白い」: 『ドレミコード』があまり墓地利用のイメージがないため、意外なメタカードとして注目されている。
- 「新規で強くなったけど、結局ペンデュラムの弱点は変わらない」: どんなに強化されても、ペンデュラムテーマ特有の弱点(Pゾーン破壊やP召喚無効)は克服できないという声。
- 「それでも今回のドレミコードはヤバい。メタを引けないとそのままワンキルされる」: メタカードを引けない場合の『ドレミコード』の爆発力に対する警戒心。
まとめ
『ドレミコード』の新規カードは、間違いなくテーマを大幅に強化し、環境に一石を投じる存在となるでしょう。しかし、それに伴い、ペンデュラムテーマへの対策や、従来の汎用手札誘発、そして新たなメタカードの重要性も増してきます。
特に《ディメンション・アトラクター》は、そのリソース回復の要を止めるカードとして、これからの環境で注目されるかもしれません。
『ドレミコード』が環境にどのような影響を与えるのか、そしてそれに対してどのような新たなメタが生まれるのか、今後の遊戯王OCGから目が離せませんね!