2025年6月20日、東京 – 遊戯王オフィシャルカードゲーム(OCG)の最新付録カード「黒魔術の護符」が、Vジャンプ8月特大号の発売と共にコミュニティを沸かせている。この通常罠カードは、「ブラック・マジシャン」(以下、ブラマジ)デッキの新たなサポートとして注目を集め、ファンと競技プレイヤーの間で賛否両論を巻き起こしている。本記事では、カードの効果、コミュニティの反応、そして実際のプレイ体験を交えつつ、その真価をニュース形式で詳細に検証する。
絢嵐デッキはどんなテーマ?
「黒魔術の護符」効果概要
発動条件:手札の魔法使い族モンスター1体を相手に見せることで、セットしたターンに発動可能。
①効果:「ブラック・マジシャン」のカード名が記されたカードの効果にチェーンされたモンスター効果を無効化し、そのターン中、同一名称のモンスターの効果を封じる。
②効果:墓地に存在するこのカードを、ブラマジの特殊召喚時に2500LPを払って自分フィールドにセット可能。
このカードは、「灰流うらら」や「エフェクト・ヴェーラー」といった手札誘発モンスターへの対策として設計されており、ブラマジデッキの弱点である「初動の不安定さ」を補う。また、「滅びの黒魔術師」や「黒魔術の秘儀」によるサーチが可能な点も、ブラマジデッキとの高いシナジーを示している。
コミュニティの反応:熱狂と冷静な分析の二極化
カード効果公開直後、Xでは「#黒魔術の護符」がトレンド入り。「ブラマジの救世主!」「即時発動でうららを潰せるなんて神!」といった熱狂的な声が上がった。特に、ブラマジ愛好家のコミュニティでは、「永遠の魂」との連携による墓地からの再セットが話題に。
「再セットで2500LPは重いけど、ブラマジを毎ターン蘇生できれば実質無限妨害!」
と、夢のある展開を想像する投稿が目立った一方、競技プレイヤーの反応は冷静だ。「モンスター効果しか無効にできないのは微妙。泡影や拮抗に何もできない」「ライフ2500はOTK環境じゃキツすぎる。2回使ったらライフ半分なくなる」と、コストの重さを問題視する意見が散見された。
護符と環境での立ち位置
護符の最大の魅力は、ブラマジデッキの初動を守る力だ。「マジシャンズ・ロッド」や「イリュージョン・オブ・カオス」の効果を通すことで、ブラマジや「永遠の魂」を盤面に立てやすくなる。特に、セットターン発動は罠カードの「1ターン遅れ」を軽減し、現代遊戯王の高速環境に適応。墓地からの再セットも、ブラマジの特殊召喚を軸にしたデッキならリソースを維持しやすく、ターン1制限がない点は複数回使用の可能性を広げる。
しかし、モンスター効果限定の無効化は、環境デッキの多様な妨害に対応しきれない。「スネークアイ」の「フレイムムーン」や「ラビュリンス」の「ラビュリンス・ウォール・シャドウ」など、魔法・罠による妨害が増える2025年環境では、護符の適用範囲が狭い。また、2500LPのコストは、OTKや高火力展開が常態化する環境で重く、複数回使用は現実的でない。さらに、ブラマジデッキ自体の展開力不足やリソースの貧弱さは、護符1枚で解決しない。
今後の展望ブラマジの未来を切り開けるか?
「黒魔術の護符」は、ブラマジデッキに新たな可能性をもたらしたが、環境トップへの道は険しい。プレイヤーからは、「展開力を強化する新規モンスターや、魔法・罠にも対応できるサポートが欲しい」「護符を軸にした新しいブラマジ構築が流行るかも」との投稿も見られ、プレイヤーの創意工夫が試される。
ただ昨今では原石青眼のように新規で環境まで流れるデッキも少なくない。青眼がまた環境で一瞬顔を出したようにここもまた新規で爆発的な人気が欲しいですね
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