2025年7月1日、あの「流離のグリフォンライダー」がついに制限カードとして復帰!
環境を大きく揺るがした勇者ギミックの中核カードが、約3年の禁止期間を経て帰還した。このニュースに対し、デュエリストたちの間では歓迎と警戒が交錯しています。今回は、「流離のグリフォンライダー」の禁止理由から復帰の背景、そして最新の買い取り相場までを総ざらいです。
禁止された背景と強すぎた“勇者出張セット”
「流離のグリフォンライダー」が初めて禁止カードに指定されたのは2022年10月。その背景には、カード単体の性能だけでなく、勇者トークンギミックとの相性の良さがあった。
主な禁止理由:
-
高性能な妨害効果
勇者トークンが存在するだけで、魔法・罠・モンスター効果を無効化・破壊できる万能カウンター。しかも、手札から簡単に特殊召喚可能で、デッキに戻すだけの軽いコストで使用できる点が問題視された。 -
勇者ギミックの汎用性
「アラメシアの儀」や「聖殿の水遣い」を使えば、召喚権を使わずに展開可能。多くのデッキに**“勇者出張セット”**として組み込まれ、環境での採用率が異常に高くなった。 -
環境への影響力
2022年当時、勇者ギミックが主流デッキに組み込まれることでゲームバランスが大きく崩れたため、OCGの健全性を守るための措置として禁止指定に至った。
制限復帰の背景:環境変化とカードパワーの相対化
約3年の禁止期間
「流離のグリフォンライダー」は、2022年10月〜2025年6月の約3年間にわたり、公式大会では使用不可の状態が続いた。この間、勇者ギミック全体の採用率も低下し、代替ギミックや新テーマが環境を席巻。
復帰の決め手は“インフレ”?
2025年現在、遊戯王OCGは新テーマや高火力展開が増加し、インフレ環境へと移行。結果として、かつて猛威を振るったグリフォンライダーの妨害性能も、「過剰な脅威ではない」と判断された可能性が高い。
カードショップも注目!最新の買い取り相場をチェック
「流離のグリフォンライダー」は復帰直後から需要が急増。特に制限復帰を受けて、プレイヤーの間で再び勇者ギミック構築が注目されている。
2025年6月時点の買い取り相場
-
スーパーレア(グランド・クリエイターズ収録)
状態B基準で:200~500円程度
※一部店舗・フリマでは600円超の例も
相場上昇の要因
-
解禁による需要増加
プレイヤー間では「勇者ギミック復権」の声が高まり、需要が一気に上昇。 -
再録の少なさ
長期禁止の影響で再録機会がなく、市場流通量が少ない。現在出回っているのはほぼ初出のスーパーレア版のみ。
懐かしい勇者ギミックを組み込んだ「電脳堺」や「ウィッチクラフト」などの環境復帰が起これば、さらなる価格上昇(最大1000円前後)も予想されそう。ただし、再録やメタ環境の登場次第では再度価格が落ち着く可能性もある。
今回の制限復帰は、単なるカードの解禁にとどまらず、デッキ構築トレンドの変化も予感させる重要な動きとなった。「流離のグリフォンライダー」を採用するかどうかはさておきインフレがすさまじいのを感じさせますね。
今後はギミック採用などいろいろと楽しんでみると面白いかも?