2025年2025年8月の遊戯王世界大会で暴れたコンボの一つである「クインクエリ」+「アーティファクト・ミョルニル」コンボは、現環境に新たな理不尽さを持ち込む存在として注目されました。特に“ケア不能”という点で多くのプレイヤーが頭を抱えており、メタ側の研究が追いつくまでの間は、まさに“先行制圧を許さないデッキ”として暴れる可能性が高い様子です。

《アーティファクト-ミョルニル》 ロックとは
効果モンスター
星5/光属性/天使族/攻1300/守1800
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠ゾーンにセットできる。
(2):魔法&罠ゾーンにセットされたこのカードが
相手ターンに破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
このカードを特殊召喚する。
(3):相手ターンに、このカードが特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地の「アーティファクト」モンスター1体を対象として発動する。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果の発動後、次のターンの終了時まで自分は「アーティファクト」モンスターしか特殊召喚できない。
《アーティファクト-ミョルニル》は、相手ターンに特殊召喚されると墓地のアーティファクトモンスターを蘇生できる効果を持つカード。一見すれば単なるリソース回復だが、「次のターン終了時まで、アーティファクトモンスターしか特殊召喚できない。」効果を相手プレイヤーに強制的に押し付けられるのが、“ミョルニルロック”と呼ばれる状態だ。
つまり、自分の動きを封じられたままターンを回さざるを得ず、実質的に行動不能に追い込まれてしまうので盤面展開をそのまま封じれるという訳ですね。
「クインクエリ」との組み合わせ
特に強力なのがランク5エクシーズ《クインクエリ》との組み合わせで《クインクエリ》の効果で相手の墓地から《アーティファクト-ミョルニル》を特殊召喚するとそのままミョルニルの効果が発動し、アーティファクト蘇生+特殊召喚制約を相手に付与という流れが出来ます。
先行でしか効果を発揮しづらいですがこの流れで、相手は“次のターン終了時までアーティファクト以外を特殊召喚できない”という異常な状況に追い込まれる訳です。
- 「制約は処理しても残るから、どうにもならない。墓地送りやアドバンス召喚で無理やり突破しても、そのターンは結局動けない。
パラスマならまだワンチャンあるけど、ミョルニルロックは勝率0%に感じる。」 - 「ロンギを釣ってアーティファクト・デランダを出してみたけど、全然解決にならなかった。最後には“もうやめよう…”ってつぶやいたくらい絶望感があった。」
などネットの声でも一部聞かれていますね。
「アーティファクトミョルニル」ロックはいずれ規制が入るか
《アーティファクト-ミョルニル》ロックとは、特殊召喚制約を強制的に押し付けて相手の行動を封じる戦術で、増殖するgなどが禁止になってしまうと対策する手段が素引きでの無限泡影などでないとダメという制約が残ってしまいます。現在ではK9やメメントでの採用が目立つ様子。
また魔法罠でもライストを使えないし、盤面を返せないとダメなので基本的に運が絡む上で対策が取れないのが現状でしょうか。
「アーティファクト」モンスターしか特殊召喚できない制約ロックは正直害悪レベルのメタなのでどこかで禁止になるんだろうなと思っています。今後のメタカードに期待。
