障碍者当時者から言うと、風呂キャン界隈には一定数の障害者に近いグレーゾーン、あるいはそれに近い病気があるように見える。
通所や障害者の福祉施設では毎回のように風呂キャン問題が沸いていて、それに近い問題が出てきているのは健常者ではないという側面もある。最近見た漫画である「福祉センターでいこうよ」問題そのものだ。

ただ、なぜかカードゲーマーの中では風呂キャン界隈だけ飛び出てきてそういった側面での指摘は少ない。その割に障害者呼びするのが嫌だという割には有名人を池沼呼ばわりするなどここの界隈の民度はそもそも腐っているので「個人に対してそういう面を指摘するのは別に問題ない人が多い」んじゃないかなと思ってる1人。
障害者当事者の視点からおっしゃるように、風呂キャン(お風呂をキャンセルする習慣)が精神的な負担や日常動作の困難さから生じやすいのは、確かに福祉現場でよく見られる現象。特に精神障害や発達障害を抱える人々の中には、うつ状態や実行機能の低下で入浴が「面倒くさい」「動けない」と感じ、習慣化してしまうケースが多く、通所施設や障害者支援の場で頻繁に相談や支援の対象になる。
が、そういった話題になるとなぜかみんなそういう面を指摘しない。というか知らない人が多いのか?とも言える。
カードショップが「毎日お風呂に入ってください」みたいな事を発信しただけで「そうやって店側がハードルを上げるからカードゲームが衰退していくんだ!」ってクレーム入った話、本当に終わってて好き
— 月山 (@Tsukiyamma) 2022年12月28日
カドショの30円ストレージに乞食しに来たら、ストレージの目の前に座ってる遊戯王プレーヤーがどぎついえぐい臭すぎて即退店
— どどぎゅーん (@dodogyu_n) 2025年3月30日
匂いは風呂週1で髪が風呂キャン1𝑾𝒆𝒆𝒌みたいな質感だったしよ、なんでお前らみたいなやつがのうのうと生きてんねん
たびたび遊戯王界隈は風呂入れとか臭いとか言われてるけど女性配信者の風呂キャン率の方がやばいと思うのは俺だけ?
— 《不動性ソリティア理論》 (@YP_5ds) 2025年4月6日
女で風呂キャンはマジで無理
風呂キャンで見える怖い問題
事業所に行く身で考えると、実はこのキャンセル問題はただ事ではない問題である。
一方、「キャンセル界隈」はSNSで流行った「風呂キャンセル界隈」を中心に、風呂・食事・睡眠などの日常基本行為を「キャンセル」する人々のコミュニティを指します。元々は精神疾患(うつやADHDなど)でモチベーションが低下し、入浴すら苦痛になる当事者の自虐ネタであり、そういった問題がある上に
- 服などの身だしなみが管理できない
- 口臭などのケアも出来ない
- 風呂に入る環境がない
など、 健常者が意図的に不潔をネタにするのは別問題で、やばい問題が関わっていたりするのは間違いない。自分も何人か福祉に連れていって社会復帰させた人もいますが、大体風呂キャンだったり匂いする人は社会的に生きれていない人もいる事実を知ってたりするが、そういった人はまず排斥されるのでカードゲーマー界隈からも捨てられて友人をなくすルートまである。
なので指摘されずにそのままの生活を余技なくされてしまうパターンが往々にしてあるのである。
風呂キャン界隈に間違った回答を押し付ける発信者たち
風呂キャン界隈のカードゲーマーに対してデオウ、アリエール、レノアなどの洗濯などを勧める人もいるがこれも大きな間違い。障害を持つと実行機能がそもそも機能せずにこういった問題が起きているので「薬や行動療法による治療」が最適解だったりする。
adhdやasdなどの障害などを持っていると行動する事が出来ない人も多く、そういった事が出来ない。ただカードゲームが出来るというだけで「じゃあ出来るだろ」という人もいるがこれは脳がドーパミンなどをTCGでは多く出す事が出来るコンテンツゆえにカードは遊べるが日常が出来ないという図式を産んでいるだけだ。
いや、分かってるけど出来ないんじゃい!って思う当事者もいるんじゃないかと思う。もし読んでいてそう思う人がいれば『精神科に行った方がいい』かもしれない
ゲームに集中しすぎて入浴を忘れ、イベントで「臭い人」扱い。キャンセルネタがADHD当事者の定番。高頻度。ドーパミン系の乱れが原因でもある問題をただ単純に罵倒で片づけてるのは個人的には良くないように思える。が、それは後述するが発信者でも勘違いしてしまう問題だから分からないのだろう。
発信者は福祉に行けと言わないしグレーにする
TCGは遊ぶ敷居が低く障害グレーゾーンであっても楽しめる娯楽だったのですから、最後の砦としての居場所を失わないようにしたい。が、カードゲーマーが臭いし風呂問題が出てきたらそっと病院で対処しないといけない問題がある事に対して実はインフルエンサーや発信者は誰も支持をしていないのが現状だ。
実際市場が大きくなればこういった層は捨てても構わなくなった。が、それは障害者や一部の発達障害などを持っている人に対してのアプローチや差別が拡大するだけとも思える。自分はショップに行かないようにしているが、こういった層はマスターデュエルなどで遊ぶのがいいのであろう。
ただ、言えないのも分かる。
風呂キャンは障害の可能性もあるから病院に行こうなんてのは普通の人がいえば大炎上するだろうし。なので障害手帳持ちの自分が声を上げた訳である。
正直、カードゲームは障害者をあぶりだすのに丁度いいコンテンツだ。コミュニケーションは必要だし、密集するし社会性がないと大会なんて出れるものではない。普通にスマホゲーなんかよりも敷居が高い。敷居が低いとは言うが『障害者が躓くこと全ての項目に当てはまってしまう遊び』でもある。
【報告】えなこ、「風呂キャンセル界隈」に入浴啓発ポスター制作 コミケで配布へhttps://t.co/I2BfxPmlZ7
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2025年8月6日
ポスターには「入らない理由を探さないで」「入浴はあなたのために。そして、周りのために。正しい頻度の入浴が今、一人ひとりに求められています」と記され、入浴を呼びかけた。 pic.twitter.com/PkOtrCmyhw
が、大手や発信する人も「啓発をする」ことだけで物事の本質が分かっていないし、それを出来ない人たちを解決するよりは排斥する動きが顕著だ。
なんかこういう的外れなこと言う人が多いくらいだったらいっそのこと、病院に連れていくくらいの気持ちで発言する人を増やした方がいいと思うし、福祉センターとTCGを結びつけるくらいは誰か言わないかなと思う。
