最近の環境で目立つオルフェゴールデッキ。墓地からモンスター効果を発動し、ターンを跨いで連鎖的に展開するその戦術は、相手にすると手が付けられないほど強力です。私も何度か対戦して感じましたが、序盤の初動を止めないと、瞬く間にフィールドが制圧されてしまいます。
この記事では、オルフェゴールデッキに有効なメタカードや手札誘発のタイミング、さらには「返し捲り」を狙えるカードまで、プレイヤー目線で徹底解説します。初動を抑えるコツや、墓地利用封じ・展開妨害の具体例を紹介し、実戦で勝率を上げるための立ち回りをまとめました。
オルフェゴールを相手にして苦戦した経験がある方や、対策カードを効率的に知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
オルフェゴールデッキとは何か?
オルフェゴールは、墓地から効果を発動して展開するテーマデッキで、最近の環境でも安定した展開力を誇ります。特に《オルフェゴール・ディヴェル》や《宵星の騎士ギルス》といった初動カードから、ターンを跨いで《オルフェゴール・バベル》や《トロイメア・ユニコーン》まで連鎖的に展開するのが特徴です。
個人的な対戦経験としては、相手に初手で《ディヴェル》が揃った場合、墓地の除外・回収効果を使い切る前に手を打たないと、次のターンで手がつけられなくなることが多く、早期の妨害が勝敗を分けます。
オルフェゴールデッキ相手に勝つためには、初動をいかに抑えるかが重要です。本記事では、墓地利用封じや展開妨害の具体例を挙げつつ、実戦で勝率を上げるための立ち回りをわかりやすく解説します。手札誘発やメタカードをどのタイミングで使うべきかまで踏み込んで紹介しているので、対オルフェゴール戦での戦術理解に役立ちます。
墓地利用封じは必須の戦略
オルフェゴールは墓地効果が軸なので、ここを止めることが最重要です。以下のカードは、相手の墓地効果を直接封じられる代表例です。
アーティファクト-ロンギヌス
相手ターンにリリースすることでカードの除外を封じられます。
実戦では、《ディヴェル》の効果が墓地で発動する前にロンギヌスをセットしておくことで、《トロイメア》や《バベル》までの展開を大きく遅らせられました。この辺はマリス対策と似通った部分なのでメタをすり抜けるといった問題が起きそうですね。
スカル・マイスター
相手墓地で効果が発動した瞬間に無効化可能。ロンギヌスと違い、手札から即発動できる点が便利で、初動の《ディヴェル》を潰すことで後続展開の連鎖を防ぎやすいです。
これらを併用することで、オルフェゴールの初動を丸ごと止めることも可能です。
手札誘発カードで展開を牽制
手札誘発は、オルフェゴールの連鎖展開に刺さるかどうかが勝敗の分かれ目になります。おすすめはやっぱり増殖するG。相手の最初の特殊召喚効果に対して発動。ディヴェルやギルスなどを一気に展開される前に牽制でき、序盤の主導権を握りやすくなります。持っていれば先に使っておいて問題ないでしょう。
灰流うらら
デッキから墓地に送る効果や手札加えを妨害。実戦では、ギルスの墓地肥やしに対して投げることで、相手の展開ルートを潰せるため、ターン返しの起点として非常に優秀です。無限泡影 / エフェクト・ヴェーラーは初動の《宵星の騎士ギルス》や《ガラテア》に対して使うのが最適。特に無限泡影は手札から発動可能な点が便利で、相手のリンク召喚やX召喚へのアクセスを阻止できます。
返し捲りカードで逆転を狙う
オルフェゴールデッキは、初動を抑えられた場合でも、手札誘発や妨害札を駆使して次のターンで再展開されることがあります。最近では制限でしんどいPSYフレームギア・γも対策できる1枚でした。相手の特殊召喚や墓地効果の発動に対して、手札やデッキから呼び出しつつ無効化できます。
サイドがないマスターデュエルでは採用されませんが王宮の鉄壁で対策するような動きは可能。除外封じと併せて使うことで、オルフェゴール側の墓地回収や連鎖展開を完全に止められます。実際の対戦では、ロンギヌス+鉄壁の布陣で、初動を止めつつ返しのターンで大ダメージを狙えました。
まとめ:オルフェゴールメタの心得
オルフェメタは初動展開を潰すことが勝利への第一歩。墓地肥やしや特殊召喚を阻止することで、オルフェゴールの連鎖力を削ぎます。墓地利用封じは最優先で対策するのが重要。
ロンギヌスやスカル・マイスターで《ディヴェル》や《ギルス》を無効化するのが理想で増殖するGや灰流うららは、序盤に投げることで展開を大きく遅らせられるのは共通してそう。ロンギがマリスと対策で狙いづらいというのが大きなポイントだったのかもしれません。
個人的には「ロンギヌス+無限泡影+うらら+γ」の組み合わせが最もオルフェゴール対策として安定しました。相手の初動を抑えつつ、返しのターンで一気に逆転できる布陣は、対オルフェゴールのメタとして非常におすすめです。
