『竜剣士ウィンドユニコーンPパラレル』登場――懐かしの“マジェスペクター・ユニコーン”が、ついに竜剣士として再誕。DUELIST BOX -PRISMATIC SUMMON-で発表されたこのカードは、かつて環境を支配したあのカードのリメイクとして大きな話題を呼んでいます。風属性・魔法使い族・星6・ペンデュラムモンスター。表記こそ新しいが、効果の構造にはしっかりと“あの頃のユニコーン”の面影が残っています。
『竜剣士ウィンドユニコーンP』効果考察
《竜剣士ウィンドユニコーンPパラレル》登場直後から「ほぼマジェユニの上位互換じゃない?」と話題になっていて、実際に使ってみると納得の強さでした。Pゾーンも対象にできる“バウンス効果”が破格でもう一方のペンデュラムゾーンから特殊召喚する際は自身は破壊してしまうが、ペンデュラム召喚に繋げば(1)を適用しつつ(2)を狙える点など出張要素も大きいです。
レベル5以下という制限こそあるものの、かなり幅広い範囲から特殊召喚できるため、デッキによって様々な展開に使えるしランク4系列のデッキであれば出張も出来るようになりました。懐かしいクリフォート出張などもこれで使いやすくなったかも?

まず注目したいのが②のバウンス効果ですが自分のカード側が「Pモンスターカード」指定になっているので、Pゾーンのカードも対象に取れるんですよね。これが本当に便利で、Pゾーンのカードを張り替えたいときにも使えるし、Pモンスターを戻して再展開する動きもスムーズ。
私が使ったときも、相手の盤面を崩しながら自分のスケールを整えられるのが気持ちよくて、まさに“テンポを支配する”1枚だと感じました。
■P効果は展開補助にも妨害準備にも
ペンデュラム効果も優秀で、もう片方のスケールがあるだけで「自身を特殊召喚」か「破壊してレベル5以下のPモンスターをリクルート」かを選べます。
これ、エレクトラムを出す前の準備としてちょうどよく、どちらの選択肢を取っても展開が途切れません。
自身を出して妨害に構えるのもあり、破壊してリクルートで展開を伸ばすのもあり。状況に合わせて柔軟に動けるのが本当に偉いです。さらにカード名に「竜剣士」が入っているので、《イグニスターP》や《ダイナスターP》といったサポートにも対応しており、出張性能も高め。
【竜剣士】はもちろん、【魔術師】などペンデュラム中心のデッキなら無理なく採用できるでしょう。
マジェユニの進化形、でも今の環境らしい調整も
元になった《マジェスペクター・ユニコーン》が禁止カードだったことを考えると、今回は耐性がペンデュラム召喚時限定になったのも納得ですがマジェスペクターの名称は失っています。
ただ、効果面では確実に強化されていて、Pゾーンを巻き込めるバウンス効果や自発的に動けるP効果は今の環境にぴったり。実際に回してみると、懐かしさと新しさのバランスが絶妙で、「あの頃のユニコーンがちゃんと現代に合わせて帰ってきたな」と感じましたが現在はPメタも増えていて原罪のディアベルゼのようなメタがある以上はこれ位はしないといけない気もします。

元々マジェユニも禁止カード指定から7年以上を経た24/07/01に制限復帰し前年で登場したパックPHANTOM NIGHTMAREで【マジェスペクター】が強化されていたためインフレにはしっかり対応してる印象は受けますね。