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『影装騎士ブラック・ジャック』効果考察と評価|運任せの戦士がシンクロ界に現る

2026年のプロモーションパックで突如として姿を現した新シンクロモンスター《影装騎士ブラック・ジャック》。その名の通り、カジノの定番ゲーム「ブラックジャック」をモチーフにした戦士であり、運と構築センスが問われる極めてクセの強いカードです。

『影装騎士ブラック・ジャック』効果考察

最大の見どころは、相手が魔法・罠を設置するたびにデッキトップをめくり、モンスターが出るまで続けてそのモンスターを装備魔法扱いで装備する効果。つまり、相手の行動に依存しながらデッキが勝手に“賭場”と化すわけです。デッキの構築によって強さもリスクも劇的に変動し、上振れすれば攻撃力6000超えも狙える夢の一枚。ただし、レベル合計が22を超えると即座に自壊するというギャンブル要素も。

シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/戦士族/攻   0/守   0
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードは戦闘では破壊されない。
(2):相手の魔法&罠ゾーンにカードが置かれる度に発動する。
モンスターが出るまで自分のデッキの上からカードをめくり、
そのモンスターを装備魔法カード扱いでこのカードに装備する。
残りを好きな順番でデッキの下に戻す。
(3):このカードの攻撃力・守備力は、
このカードが装備しているモンスターのレベルの合計×300アップする。
(4):このカードが装備しているモンスターのレベルの合計が21より大きい場合にこのカードは破壊される。

逆に言えばデッキのカードのレベルを21で調整出来ればいいカード。装備するカード次第では打点が上がるもののほぼ相手依存なので強いカードと言えるかは微妙。

シンクロ素材と構築の工夫

素材指定は緩く、どんなチューナーでも召喚可能な点は魅力ですが、レベル10というハードルがやや高め。例えば《D・イヤホン》や《甲纏竜ガイアーム》を素材にすれば、装備カードなしでも最低限の攻撃力を確保でき、展開後も安定した打点を出せます。また、戦士族であるため【焔聖騎士】との相性が良く、《焔聖騎士-オジエ》の装備効果で自壊を防ぐといった応用も可能です。

運命を握るのはデッキ構築

問題はそのギャンブル性。高レベルモンスターを多く採用すれば少ない装備数で大幅強化が狙える一方、22を超えて自爆するリスクが増すカード。戦士族のサポートを活かして安定化させるもよし、あえて高リスク高リターンのロマン構築を目指すもよし。どちらにせよ、“引き”と“構築眼”の両方が試される、真の意味でプレイヤーの実力を測るシンクロモンスターといえるでしょう。

ただ戦闘では破壊されない点を活かして「モンスターに複数回攻撃するカードと合わせてのワンキル」を狙うカードにしても面白いかも?