2025年11月発売予定の特典カードとして、『遊☆戯☆王GX アニメコンプリートガイド アカデミア決闘録』に付属する《ミラクル・エクスクルーダー》が話題を呼んでいます。かつての《カードエクスクルーダー》をモチーフにした地属性・魔法使い族モンスターでありながら、テキスト上で「E・HERO」としても扱われるという異色の立ち位置を持っています。
ミラクル・エクスクルーダーフラゲ情報
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— 【公式】YU-GI-OH.jp (@yu_gi_oh_jp) 2025年11月4日
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『ミラクル・エクスクルーダー』効果考察
2025年11月発売予定の特典カードとして、『遊☆戯☆王GX アニメコンプリートガイド アカデミア決闘録』に付属する《ミラクル・エクスクルーダー》。
かつての《カードエクスクルーダー》をモチーフにした地属性・魔法使い族モンスターでありながら、テキスト上で「E・HERO」としても扱われるという異色の立ち位置を持っていますねぇ。
効果モンスター
星3/地属性/魔法使い族/攻 400/守 400
このカード名はルール上「E・HERO」カードとしても扱う。
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、デッキから「N」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。このカードを特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。デッキから「E・HERO」モンスターのカード名が記された魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。
本カードは、手札からの自己特殊召喚効果、召喚・特殊召喚時のサーチ効果、墓地へ送られた際の除外効果という3つの効果を持つ下級モンスター。
特筆すべきは、手札から動けるE・HEROサポートとしての性能と、「N」モンスターを墓地に送りながら展開の起点を作れる点にあります。特に《ミラクル・コンタクト》や《ネオス・フュージョン》との相性は極めて高く、ネオス関連構築に新たな安定感が増える1枚。
デッキから「N」モンスター1体を墓地へ送れるので墓地肥やしとしても活用可能。さらにコストだけなので事故率は上がるもののレベル3の特殊召喚条件を満たすカードとしても活用できそうです。デメリットもないのでシンクロンなどのシンクロデッキに差し込んでも連続シンクロの弾になるっていうね…。
召喚・特殊召喚時に「E・HERO」モンスター名が記された魔法・罠カードをサーチできるため、《ENシャッフル》を経由してさらなる展開やリソース回収へ繋げられるのも魅力。過去のHEROデッキでは引けなかった融合サポートを確実に確保できる点は、構築上の安定性を格段に高めそう。
魔法使い族や戦士族でのサポートのかみ合いが辛い
墓地効果による相手リソース除外や、《ミラクル・コンタクト》を中心にしたコンタクト融合型でないと魔法使い族という点は従来の戦士族HEROサポートと噛み合わないという難点もあります。
HERO名を持つ汎用性の高さは強力
まず目を引くのが、「このカードはルール上『E・HERO』としても扱う。」というテキスト。これにより《E・HERO エアーマン》や《E・エマージェンシー・コール》でのサーチが可能になりました。
融合素材指定にも対応しており、《E・HERO フレイム・シュート》などの素材に組み込める点も優秀。しかも地属性であるため、炎・光・水などが多いHERO群と属性が被りにくく、デッキ構築上の自由度が大きく広がります。
②のサーチ効果がHEROデッキの安定性を変える
最大の注目ポイントが②のサーチ効果です。《E・HERO》モンスター名を記す魔法・罠を直接手札に加えられるため、これまでアクセスが難しかった《エンゲージ・ネオスペース》を初動で握れるようになりました。
「エンゲージ」発動から《E・HERO スピリット・オブ・ネオス》特殊召喚という理想ムーブが容易に成立し、展開の厚みが格段に増しているようで、《ENシャッフル》による任意リクルート、《インスタント・コンタクト》を経由した追加展開、さらには最終的に《ネオス・フュージョン》をサーチして《ネオス・ロード》に繋ぐ流れまでをこの1枚で支えられるのが実に強力です。
総評
《ミラクル・エクスクルーダー》は、これまで分断されがちだった「E・HERO」と「N」の橋渡しをする存在。初動札としても展開補助としても優秀で、GX時代のネオスデッキを現環境水準に引き上げるポテンシャルを秘めています。
ただし、「N」採用が前提になるため、デッキ構築には調整のセンスが求められる点には注意が必要ですが出張しやすい1枚になりそうです。
事故率は上がるけど自己SS可能な1枚で見ると性能がやばい気がするんですがこのカードが墓地へ送られた場合除外する効果を相手ターンに挟むと『妨害カードとしても活用できる』かもしれないのは夢が膨らみますねぇ!
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