2025年11月、有楽舎は遊戯王OCG関連商品の仕入れを停止する決定を発表した。カードの買取は継続するが、今後ブースターパックやストラクチャーデッキの新作を店頭に並べる予定はないという。動画で店長が語った内容からは、「愛はある、だが経営は持たない」という、現場の苦悩がにじんでいた。
「売上が取れない」――仕入れを断念した現場の現実
店長によれば、遊戯王は依然として熱心なファンがいる一方、パック単位での売上は明確に落ち込んでいる。ポケモンカードが圧倒的なシェアを持つ現在、他タイトル――特に遊戯王やヴァイス、バトスピなどは「一定層は残っているが、波及が小さい」と分析している。
有楽舎でも対戦企画やイベントを通じて遊戯王を盛り上げてきたが、「数字として続けられない」という結論に至った。「結局、儲かれば続く。儲からなければ続かない」という率直な言葉が象徴的。
「掛け率8割」の壁と流通の閉鎖性
店長が強調したのは、遊戯王の仕入れ構造の厳しさ。
国内TCGでは通常、問屋からの仕入れは「7割台前半」が多い。ところが遊戯王は“掛け率8割”、つまり1000円で売る商品を800円で仕入れる。1個売っても粗利はわずか200円。これでは在庫リスクを抱える小規模店には厳しい数字だ。
さらに構造上の問題として、コナミから直取引ができるのは限られた一次問屋だけで「ラッシュデュエルをこっそり増やすのはやめて」問屋とのやり取りの裏側が暴露されてます。
ある意味では殿様商売が出来ないってのが現状でしょうねー。さてさて。