《覇者の鳴動》効果考察と評価と反応を紹介。
BLAZING DOMINIONで登場した《覇者の鳴動》は、テキストを一読しただけでも「ジャック専用兵器だな……」と感じさせる、かなり尖った通常罠です。
相手の特殊召喚数に応じて効果が段階的に加算され、最大まで引きつければ盤面をひっくり返す一方で、欲張りすぎると無力化される可能性もある。まさに“覇者”らしい、読みと胆力が問われるカードだと感じました。個人的には、単なるパワーカードというより「使う側の判断力がそのまま強さに直結する罠」という印象で、【レッド・デーモン】を握るなら一度は真剣に検討したくなる1枚です。
《覇者の鳴動》効果考察
このカードの最大の特徴は、相手がそのターンに何体特殊召喚したかによって効果が累積していく点です。
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、相手が10体以上のモンスターを特殊召喚したターン、このカードの発動に対して効果は発動できない。
(1):このターンに相手が特殊召喚したモンスターの数によって、以下の効果をそれぞれ適用する。
●1体以上:自分の墓地・除外状態の闇属性Sモンスター1体を特殊召喚する。
●3体以上:次の自分ターンの終了時までの間、自分のモンスターゾーンの「レッド・デーモンズ・ドラゴン」は相手が発動した効果を受けない。
●5体以上:相手フィールドのモンスターを全て裏側守備表示にする。
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1体以上:闇属性シンクロの蘇生・帰還
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3体以上:RSDに効果耐性付与
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5体以上:相手モンスター全裏側守備表示
しかも、10体以上特殊召喚されていればチェーン不可。
理想論だけで言えば、「相手が大量展開 → 10体到達 → 無効不可の全裏返し+蘇生」という夢のような展開が狙えます。
ただ、実際に回してみると分かるのですが、ここが最大のジレンマです。
待てば待つほどリターンは大きい一方で、その途中で無効効果・除去効果を持つモンスターが立つ確率も上がる。私も「もう1体出るまで……」と欲張って構えた結果、あっさり伏せを割られて苦笑いしたことがありました。
このカードは、最大値を狙うカードではなく、妥協点を見極めるカードだと思います。
闇属性シンクロ蘇生が優秀
まず1体以上の効果、闇属性シンクロの蘇生・帰還。これだけを見ると控えめに見えますが、【レッド・デーモン】では話が変わります。
墓地に落ちやすいレッド・デーモン系シンクロをそのまま素材や壁として再利用でき、対象を取らない点も地味に優秀ですし闇シンクロであればリビングデッドの呼び声のような感じのチェーンでの動きでできる点、除外帰還も便利で特に《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》を戻せるのは、使ってみると安心感が段違いです。
「とりあえず撃っても最低限の仕事はする」という意味で、この①効果があるからこそ、早撃ちという選択肢が成立していると感じました。
RSD耐性付与は“時間稼ぎ”として非常に強力
3体以上で付与される、《レッド・デーモンズ・ドラゴン》への効果耐性。
「相手の発動した効果」に限定されているとはいえ、攻撃力3000のRSDが効果を受けなくなるのは、想像以上に盤面が安定します。
しかも、次の自分ターン終了時までと持続が長いのでこれのおかげで、相手ターンをしのいで返しに畳みかける、というジャックらしいゲームプランが成立しますし5体以上で発動する、相手モンスター全ての裏側守備表示は対象を取らず、リンク以外にはほぼ刺さるこの効果は、通ったときの破壊力が別格です。
チェーン封じが成立していれば、相手の制圧盤面を罠1枚で完全に無力化できることもあり、決まったときの爽快感はかなりのもの。
裏側にした後は、元祖《レッド・デーモンズ・ドラゴン》で一掃できるのも綺麗です。
《紅蓮の王者》と絡めて、攻撃力6000・高耐性のRSDを構えつつ、このカードをサーチする動きは、まさに“覇者の布陣”。
返しのターンで盤面を消し飛ばす流れは、かなりロマンがあります。
リンク主体相手には割り切りが必要
明確な弱点として、リンクモンスターとトークンには⑤の効果が通用しません。
【リンク召喚】主体の相手だと、「粘ったのに裏返せない」という状況も起こり得ます。
ただし、リンク素材が並んだ時点で早めに発動し、リンク召喚そのものを妨害するという使い方は十分現実的。
リンク相手と分かった瞬間に、最大値を諦めて早撃ちする判断も、このカードを使う上では重要だと感じました。罠として便利ですが相手が特殊召喚しないといけないので注意ですね。
