《異星の最終戦士》は、その代表格と言っていい遊戯王OCGの長い歴史の中でも、「今の環境でこの効果を通されたら普通に詰むのでは?」と感じさせるカードはそう多くありません。
古いカードでありながら、モンスターの召喚・特殊召喚を一切許さないという極端なテキストは、初めてテキストを読み直したとき「これ、今刷られてたら確実に問題視されるやつでは?」と素直に思いましたのでこの記事では、《異星の最終戦士》の効果を冷静に分解しつつ、
・どこが本当に強いのか
・なぜ評価が割れるのか
・実際に対処するにはどうすればいいのか
このあたりを、個人目線の考察も交えながら整理していきます。
異星の最終戦士効果考察
注目すべきは、やはり②の永続効果でこのカードが立っているだけで、通常召喚も特殊召喚も完全封鎖。許されるのは「裏側守備表示でのセット」だけになります。
ここが非常に重要で、壊獣やラーの翼神竜-球体形を筆頭とした相手に押し付ける系の特殊召喚の「モンスターを出すこと自体が前提の対策」が、まとめて封じられます。
現代遊戯王ではかなり珍しい、“モンスター回答を根こそぎ潰す制圧”です。
またバーンデッキなども最近は少なく、フルモンでのデッキであれば対策はほぼできません。このことからこのカードが非常に強いと言われているわけですね。ただ、1の他のモンスターが破壊されるので『モンスターでの別途ロックが不可能』なデメリットは注意。破壊耐性があれば普通に居座るので相手のライフをどう削るのかという持久戦になる点は留意しましょう。
異星の最終戦士が強い理由と異常なロック性能
正直に言うと、効果単体の制圧力だけなら今でも一級品です。最近の環境デッキは、初動も妨害もほぼすべてを「モンスター効果と展開」に依存しています。
そこに《異星の最終戦士》を通されると、動ける選択肢が一気に狭まります。
特に厄介なのが、「戦闘破壊できるモンスターを出す」「除去効果を持つモンスターを出す」という当たり前の解決手段が、そもそも存在しない点です。
結果として相手は魔法・罠に全依存しセットモンスターで時間稼ぎという、かなり歪んだゲームを強いられます。ロックが成立している間の安心感は、昔のカードとは思えないレベルです。
異星の最終戦士の対策弱点について
ただし、評価が割れるのも納得できる欠点があります。一番大きいのは、自分も同じ制限を受けるという点ですが、後攻では捲らないと無力という事。相手盤面に干渉はしないので自力で除去したうえで後攻はメタをしかけないとダメという事になります。
また出せる突然変異も安定し、特殊召喚時に自分の場を全破壊し、その後は展開不能。結果としてフィールドは《異星の最終戦士》1枚、という状況になりがちです。「ロックは完璧なのに、詰めが見えない」という試合展開になりやすいカードなのでこれで
エグゾディアをそろえる!
くらいの意気込みがないとしんどいカードです。
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そう考えるとドラグーンやエクストリオみたいな横における妨害カードという立ち位置まではいかないので、正直気にしなくてもいいのかもしれませんが、相手がセルフリリースをするカードで詰められるとつらい所。また、効果も無効にはしないので他の展開も許してしまう事になるのは気を付けしょう。
《異星の最終戦士》への主な対策パターン
対処法は大きく分けていくつかあります。
魔法・罠による直接除去
一番オーソドックスな回答で《ブラック・ホール》《地砕き》《壊獣捕獲大作戦》のような古典的除去も含め、モンスターを介さない除去は今でも有効です。
逆に言えば、モンスター依存度が高いデッキほど厳しくなります。
一時的な無効化・裏返し
《禁じられた聖杯》《月の書》などで一瞬だけ効果を消し、その隙に展開する方法。
ただしこの場合、相手にも特殊召喚権が戻るため、読み合いはかなりシビアになります。
まとめ
個人的な結論としては、制圧カードとしては今でも異常に強いけど1枚のカードからのコンボを主軸にするのは怖い印象。メインギミックとして安定運用するにはかなり難しいという印象です。
環境最前線で安定して勝つカードではありませんが、刺さる相手・状況では今でも理不尽なゲームを生み出せます。《やぶ蛇》やロック寄りの構築で突然出てきた時の絶望感は、このカードならではのものですし、逆にやぶ蛇もいれてブラフデッキの方が輝くときがくるかもしれませんね!
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