
「どのデッキにも入る汎用札」ではなく、「刺さる環境を読んで投入する切り札」という立ち位置でリンク・墓地効果全盛の今だからこそ評価されている一方で、環境が変われば一気に立場を失う可能性もある。
そうした“ピーキーさ”込みで、扱える人ほど強く使える1枚が登場しました。
BLAZING DOMINIONで登場した《霆王の閃光》は、同時期に登場したドミナス罠群の中でも、やや評価が分かれやすい1枚だと感じてて理由は単純で、「除外」という強力な除去を持ちながら、使い方を誤ると相手の展開を助けかねないという明確なリスクを抱えているためです。
最近ではハンデスもないので対抗は出来ず、手札・墓地効果が飛び交う高速環境であり、通常罠でありながら手札から即応できる点は、やはり無視できません。
実際に回してみると、「刺さる相手には致命傷」「刺さらない相手には怖くて切れない」という、かなり尖ったカードだという印象でした。
先攻評価|強力だが“構築依存”が非常に強い
先攻で《ドミナス・スパーク》を構える場合、最大の評価点はフリーチェーンの単体除外です。対象は取るものの、リンク・シンクロ・エクシーズ問わず処理でき、展開途中のキーモンスターを咎めやすい点は非常に優秀だと感じました。
ただし、先攻最大の問題は「自分墓地に罠が無い状態」で発動した際のデメリットで相手に手札からモンスターを特殊召喚させてしまうため、デッキによっては除去よりも展開補助になってしまうケースもあります。
そのため、罠を厚めに積む【罠ビート】寄り構築や、すでに罠が墓地に落ちやすいデッキでないと、先攻での安定感はやや落ちる印象です。個人的には、先攻で「確実に罠が墓地にある前提」を作れないデッキでは、メイン採用は慎重になるカードだと思っています。
初動で罠を自力で落とすとなると手札入れ替えの未海域とかで落とす事になりそうかなぁ。
後攻評価|手札から撃てる“割り切り除去”として光る
後攻での《ドミナス・スパーク》は、評価が一段上がり相手が手札・墓地のモンスター効果を使ったターンであれば、セット不要で即座に発動できる通常罠という点は、やはり破格です。特に相手のSSはそこまで気にならない上、こちらは除去を打てるので既に盤面が固まっている状況でのキーモンスター除外は強力なはず!
「この1体さえいなければ返せる」という局面では、非常に頼りになる存在でした。
一方で、手札から発動した場合に課される地・水・炎・風属性の効果発動不可という制約は、想像以上に重く感じる場面もありますのでそれ以外での採用になりそうです。
展開の主軸がこれらの属性に寄っているデッキでは、後続の動きを完全に捨てる覚悟が必要で、「割り切って通す1枚」としての判断力が問われます。
霆王の閃光と環境デッキとの相性
《ドミナス・スパーク》は最近の環境だと除外をトリガーにする【M∀LICE】は多少の天敵。あとは【サンダー・ドラゴン】のようなテーマに対しては、安易に切ると逆効果になり得ます。
《命王の螺旋》と比較すると、安定性ではやや劣るものの、「除外でなければ意味がない」対面ではこちらが優先される場面もありました。ドミナス系共通の特徴として、環境読みがそのまま評価に直結するカードであり、サイド採用でこそ真価を発揮するタイプだと感じています。
現状では除外は明確なメタになるのですが、罠がないとSSをさせてしまうのでそのデメリットを起こさせないような立ち回りが必要ですね。
