2026年6月発売の「WORLD PREMIERE PACK 2026」で登場した《墓場のゴースト王-パンプキング-》は、往年の《パンプキング》を現代遊戯王向けにリメイクしたような1枚です。
発表当初は「懐かしいカードのリメイク」という印象でしたが、効果が判明すると評価は一変しました。手札1枚から《リビングデッドの呼び声》へアクセスし、そのまま展開まで完結できる非常に完成度の高い初動札となっています。
実際に効果を見てみると、アンデット族デッキ全体を底上げできる性能を持っており、テーマ専用カードというよりアンデット全般の新たなエンジンとして採用されそうだと感じました。
《墓場のゴースト王-パンプキング-》の評価
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 総合評価 | ★★★★★(9.5/10) |
| 展開性能 | ★★★★★ |
| 安定性 | ★★★★★ |
| 汎用性 | ★★★★☆ |
| 初心者向け | ★★★★☆ |
| 将来性 | ★★★★★ |
個人的には、WPP2026の新規カードの中でもかなり評価が高いカードです。
単純な展開札ではなく、
・永続罠へアクセスできる
・墓地肥やしまで行える
・自己蘇生と相性抜群
・レベル6展開まで完結
ここまで1枚で行えるカードは近年でも珍しい部類でしょう。
手札1枚から展開できる初動性能が非常に優秀
最大の魅力は①の効果です。
手札から公開するだけで《リビングデッドの呼び声》をデッキ・墓地から直接セットできます。
しかもセットしたターンに発動可能。
ここが非常に強力でした。
普通なら永続罠は一度ターンを返す必要がありますが、このカードはそんな常識を完全に無視しています。人類は「セットしたターンには使えません」という文章を見るたびにため息をついてきましたが、その歴史をさらっと飛び越えてきました。
さらに手札を1枚捨てる処理もデメリットになりにくいです。
むしろ、
- パンプキング自身
- 牛頭鬼
- 馬頭鬼
- グローアップ・ブルーム
などを墓地へ送れば、そのまま展開へ繋がります。
実際に回してみると、「コスト」というより「準備」に近い感覚でした。
自身を捨てて蘇生するだけで展開開始
最も分かりやすい動きは、
①パンプキング公開
↓
自身をコストで墓地へ送る
↓
リビングデッドをセット
↓
即発動
↓
パンプキング蘇生
↓
②効果発動
という流れです。
つまり手札1枚だけで
- レベル6が2体並ぶ
- ランク6
- リンク素材確保
まで繋がります。
最近の遊戯王では1枚初動は珍しくありませんが、「通常召喚すら使わない」という点はかなり優秀だと感じました。
②効果でさらにレベル6アンデットを展開
特殊召喚成功時には攻撃力1950以外のレベル6アンデット族をリクルートできます。
現状でも候補はかなり豊富です。
| 候補カード | 役割 |
|---|---|
| 霊道士チャンシー | 墓地肥やし・展開補助 |
| 凍てつく眼光のメデューサ | 妨害 |
| 冥界の魔象 | 除去性能 |
| 死相の冥鑑ヒュブロ | 墓地利用・回収 |
| 地獄の門番イル・ブラッド | 大量展開 |
どのカードを採用するかでデッキの方向性がかなり変わります。
単純なランク6だけでなく、リンク展開にも繋げやすく、選択肢の広さが魅力です。
アンデット族全体との相性も抜群
このカードは専用テーマだけでは終わりません。
個人的に評価しているのは、
- ユニゾンビ
- 牛頭鬼
- 馬頭鬼
- グローアップ・ブルーム
これら既存カードとの噛み合いです。
特にグローアップ・ブルームからサーチできる点は非常に大きく、従来のアンデットワールド型だけでなく、純アンデットでも十分採用価値があります。
「アンデットワールドが必須ではない」という点もデッキ構築の自由度を上げています。
リンク4まで繋がる展開力
Wikiでも紹介されている通り、このカード1枚からリンク4まで到達できるルートも存在します。
展開途中で
- チャンシー
- 生ける屍の軍団
などを絡めれば一気に盤面を形成できます。
もちろん誘発を受けるリスクはありますが、初動1枚として見ると十分すぎる展開性能でしょう。
個人的には「最近のテーマカードらしい爆発力」を持ちながら、既存アンデット資産も活かせる点が非常に好印象でした。
弱点もある
もちろん万能ではありません。
| 弱点 | 理由 |
|---|---|
| 墓地メタ | リビングデッドを活かしにくい |
| 初動妨害 | 蘇生を止められると展開力が落ちる |
| 除外対策 | 墓地利用中心のため影響を受けやすい |
特に墓地利用を封じられると、一気に動きが鈍くなります。
そのためサイドデッキでは墓地メタ対策も意識したいところです。
総合評価
《墓場のゴースト王-パンプキング-》は、昔の《パンプキング》を知っている人ほど驚くような性能に仕上がっています。
単なるファンサービスではなく、現代遊戯王でも十分通用する初動カードとなっており、アンデット族デッキに新たな軸を与えた1枚と言えるでしょう。
私も最初は「昔のカードのリメイクだからほどほどの性能かな」と思っていましたが、効果を確認して印象が大きく変わりました。手札1枚から《リビングデッドの呼び声》を経由して展開できる動きは非常にスムーズで、アンデット族を使っているなら試してみたくなるカードです。
今後レベル6アンデット族が増えれば増えるほど価値も上がるため、将来性まで含めるとWPP2026でもトップクラスの注目カードだと評価しています。
