刺さる相手には致命傷、外れる相手には“増Gサーチ役”
《応戦するG》は、いわゆる「G」シリーズの中でも、少し毛色の違う立ち位置にいるカードです。《増殖するG》のように常に強いわけでも、《ディメンション・アトラクター》のように汎用妨害として雑に投げられるわけでもない。その代わり、条件さえ噛み合ったときの破壊力は異常という感じで「モンスターを特殊召喚する効果を含む魔法カード」を発動した瞬間に、手札から特殊召喚。
その後、このカードが(1)で出ている限り、墓地へ送られるカードはすべて除外されるというカードです。サイド系のメタカードであり、「魔法による特殊召喚をトリガーに、即席の《マクロコスモス》を押し付ける手札誘発」という理解が一番しっくりきます。
無差別除外がもたらす影響の大きさは、今さら言うまでもありません。
墓地前提で回るテーマに対しては、1枚でターンを終わらせる可能性すらある性能です。
ただし、このカード最大の特徴でもあり、弱点でもあるのが、発動条件が「魔法カードによる特殊召喚」に限定されている点で実際にすべてのデッキで刺さるわけではありません。
こういった相手には、一切仕事をしない可能性もあります。
《ディメンション・アトラクター》との差別化
よく比較されるのが《ディメンション・アトラクター》ですが、妨害性能そのものは、正直あちらのほうが安定しています。
という点で、妨害札としては完成度が高いです。
一方、《応戦するG》の強みは、下級モンスターであることによる“軽さ”にあり、さらにこちらの動きをフィールドから離せば効果を解除できるという点や(3)で《増殖するG》に繋がる点で動けることなどメリットもあり自分のデッキも墓地を使うから、アトラクターは重すぎるという構築では、必要なタイミングだけ除外を張れるこのカードの方が扱いやすい場面もあります。
妨害としては不安定でも、リスクをコントロールできる妨害という点が評価ポイントです。
対策や刺さる相手には今でも凶悪
このカードが真価を発揮するのは、融合・儀式魔法が起点であったり《モンスターゲート》《名推理》系など魔法特殊召喚を多用するテーマといった相手です。
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【シャドール】
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【影霊衣】
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【ジェムナイト】
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【インフェルノイド】
など、「墓地に行く前提」で動くデッキに対しては、ゲームにならないレベルの妨害になることもあります。
最近だと【アザミナ】への刺さり方も強烈で、《聖なる薊花》にチェーンするだけで、融合そのものを不発にできる点は、知っているかどうかで差が出ます。
まとめ
《応戦するG》は、環境を選ぶが、今でも明確な役割を持つ1枚で汎用手札誘発としては不安定なもののしかし刺さる相手には致命的で仕事をしなくても《増殖するG》に繋がるという、非常にメリハリのあるカードです。
メイン投入向けとは言いにくいものの、環境読みが当たれば、サイドから試合を壊せる性能は今でも健在。
「全部に強いカード」ではありませんが「特定の相手を確実に殺すカード」として、
今のOCGでも十分に存在価値はあると感じています。