「R.B.」アーキタイプに対する海外および日本のプレイヤーの反応、強さ・弱さの評価、そして2025年の遊戯王OCG/TCG環境での優勝デッキの可能性について、提供されたカード情報と現在のメタトレンドを基に考察します。
遊戯王海外新規『R.B.』の新規カードの反応
R.B. Ga10 Driller
星3、地属性、機械族、ATK 500/DEF 500、効果モンスター
効果①: 自分フィールドに表側表示モンスターが存在しないか、表側表示モンスターが「R.B.」モンスターのみの場合、手札から特殊召喚可能(1ターンに1度)。
効果②: 「R.B.」リンクモンスターとリンク状態の場合、自分・相手のメインフェイズに500LPを払い、相手フィールドのモンスター1体を対象に発動可。そのモンスターとこのカードを破壊(速攻効果、1ターンに1度)。
R.B. Ga10 Drillerは、アーキタイプの序盤を支える低コストのスターターカードです。特殊召喚条件は緩く、フィールドが空か「R.B.」モンスターのみならOKという、初動や展開の起点として優秀な設計。500LPで相手モンスターを破壊する速攻効果は、コストが軽い上に相手ターンでの妨害が可能。ただし、自身も破壊されるため、R.B. Funk Dockのような「フィールドから離れる」ことをトリガーとする効果とのシナジーが鍵。「R.B.」リンクモンスターが必要な点は制約だが、R.B. VALCan BoosterやR.B. The Brute Bluesで簡単に条件を満たせます。
モンスター除去の速攻効果は、コンボデッキ(Spright、Tearlaments)へのピンポイント妨害に有効。ただし、リンク依存と対象指定の狭さから、バックロウや全体除去には弱い。
R.B. Ga10 Cutter
星4、地属性、機械族、ATK 700/DEF 700、効果モンスター
効果①: Drillerと同じ特殊召喚条件(1ターンに1度)。効果②: 「R.B.」リンクモンスターとリンク状態で、相手が魔法・罠カードを発動した時、700LPを払ってこのカードを破壊し、その発動を無効にして破壊(速攻効果、1ターンに1度)。
CutterはDrillerの魔法・罠版カウンターで、アーキタイプの妨害の幅を広げます。700LPのコストは軽めで、Dragonic Diagram、Infinite Impermanence、Skill Drainといったキーとなる魔法・罠をピンポイントで潰せる速攻効果は強力。Driller同様、リンクモンスターが必要で、自己破壊もFunk Dockとのシナジーを意識した設計。バックロウヘビーな環境では特に輝きますが、モンスター効果には無力な点に注意。
魔法・罠無効は常に需要あり。ただし、リンク依存と自己破壊のコストから、汎用性はAsh Blossomに劣る。アーキタイプ内では必須級。
R.B. VALCan Rocket
星5、炎属性、機械族、ATK 1000/DEF 1000、効果モンスター
効果①: Driller、Cutterと同じ特殊召喚条件(1ターンに1度)。効果②: 「R.B.」リンクモンスターとリンク状態の場合、1000LPを払い、相手フィールドのカードを2枚まで対象に発動可。それらのカードとこのカードを破壊し、破壊したカード1枚につき500ダメージを与える(1ターンに1度)。
VALCan Rocketはアーキタイプの除去性能を一段階引き上げるカード。モンスター、魔法、罠を問わず最大2枚を破壊できる柔軟性が魅力で、1000LPのコストは効果に見合ったもの。破壊ごとの500ダメージ(最大1000)は、削り合いやリソース戦で地味に効いてくる。星5ゆえにDrillerやCutterより召喚がやや難しいが、特殊召喚条件がそれを補う。リンク依存は変わらず、Funk Dockとの相性も抜群。
R.B. VALCan Booster
リンク2、炎属性、機械族、ATK 500、リンクマーカー: 上/下
素材: 機械族モンスター2体効果①: リンク召喚時にデッキから「R.B.」魔法カード1枚を手札に加える(1ターンに1度)。
効果②: EXモンスターゾーンにいる場合、手札・墓地から「R.B.」モンスター1体を守備表示で特殊召喚し、このカードをメインモンスターゾーンに移動可能。そのターン、攻撃力1500以下の機械族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない(1ターンに1度)。
VALCan Boosterはアーキタイプのリンク展開の要。魔法カードサーチ(おそらくFunk DockやStage Landing)で安定性を確保し、召喚&ゾーン移動効果でDrillerやCutterのリンク条件を満たす。墓地からの蘇生も可能で、リソースの再利用に優れる。EXデッキ制限(攻撃力1500以下の機械族)はアーキタイプに特化させるためのものだが、The Brute Blues(1500ATK)とは問題なく併用可能。コンボの起点として欠かせない存在。
R.B. The Brute Blues
リンク3、風属性、機械族、ATK 1500、リンクマーカー: 左下/下/右下
素材: 機械族モンスター2体以上効果①: メインフェイズにデッキから「R.B.」カード1枚を手札に加える(1ターンに1度)。
効果②: 「R.B.」モンスターをリンク先に持つ場合、リンク先の「R.B.」モンスターの元々の攻撃力分ATKアップ、1度のバトルフェイズに2回攻撃、戦闘・効果で破壊されない。
The Brute Bluesはアーキタイプのボスモンスター。任意の「R.B.」カードサーチで安定性を高め、リンク先に「R.B.」モンスターがいれば大幅な強化を得る。Driller(500)+Cutter(700)で2700ATK、2回攻撃、破壊耐性は、バトルフェイズで驚異的な存在感を発揮。RaigekiやDark Ruler No Moreを無視できるのは大きいが、妨害されにくいフィニッシャーとして優秀。
ビートダウン: BoosterとDrillerでリンク召喚し、Rocketをリンク先に召喚。2500以上のATKで2回攻撃を叩き込む。
R.B. Funk Dock
フィールド魔法
効果①: 発動時にデッ
キから「R.B. Funk Dock」以外の「R.B.」カード1枚を手札に加える。
効果②: 相手モンスターが戦闘・効果で破壊されるたびに500LP回復。
効果③: 自分フィールドの「R.B.」モンスターが効果でフィールドから離れた場合、デッキから「R.B.」モンスター1体を特殊召喚(1ターンに1度)。
制約: 1ターンに1枚しか発動不可。
Funk Dockはアーキタイプの心臓部。発動時のサーチでStage LandingやDrillerを確保し、LP回復でDriller、Cutter、Rocketのコストを相殺。相手モンスターの破壊でLPを増やし、バーン戦略への耐性も強化。効果③はDrillerらの自己破壊をトリガーに後続を展開し、盤面を維持する。1ターン1度の制約は妥当だが、フィールド魔法ゆえにCosmic Cycloneに弱い点は要注意。
発動でStage Landingをサーチし、BoosterやBrute Bluesを展開。サーチ、LP回復、特殊召喚の3拍子揃ったフィールド魔法は強力。メタでフィールド魔法を狙う除去が増えるため、プロテクトが必要。
R.B. Stage Landing
通常魔法
効果①: 自分フィールドに同名カードが存在しない「R.B.」モンスター1体をデッキ・EXデッキから特殊召喚。効果②: 自分の「R.B.」モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、墓地のこのカードを除外して代わりに。
制約: 発動ターン、攻撃力1500以下の機械族モンスターしかEXデッキから特殊召喚不可。
Stage Landingはアーキタイプの加速装置。デッキ・EXデッキから任意の「R.B.」モンスターを呼び出す効果は、BoosterやBrute Bluesを即座に出せるぶっ壊れ性能。墓地のプロテクト効果はBrute BluesをRaigekiや戦闘から守り、盤面の維持力を高める。召喚制限はアーキタイプに特化させるもので、BoosterやBrute Bluesには影響しない。「同名カード」制約は連発を防ぐが、展開の柔軟性はバッチリ。
『R.B.』は強いのか
「R.B.デッキ」はティア2級のポテンシャル。Sky StrikerやEldlichのようなミッドレンジデッキには、ピンポイント妨害とリソース管理で有利。ただし、SprightやMannadiumのようなコンボデッキや、Baronne、S:P Little Knightの無効化には苦戦。Funk Dockのフィールド魔法依存は除去の的になりやすいが、適切な構築とプレイでローグデッキとして活躍可能。リソース戦や削り合いに強い。
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