2025年6月下旬、遊戯王OCGプレイヤーの間であの「異怪の妖精 エルフォビア」が再び高騰となっています。数年前にLL(リリカル・ルスキニア)の台頭で一躍注目を浴びたこのカードが、再び値上がり傾向にあるとの声が、X(旧Twitter)やショップ情報から浮かび上がってきました。
今回は、高騰再燃の背景と筆者自身の体験談を交えて、この「風の異端児」カードについて改めて解説していきます。
高騰再び!エルフォビアが再注目される理由
かつて2021年に突如1500円超えの高騰を見せた《異怪の妖精 エルフォビア》。今回の高騰再燃の背景には、以下のような要因があります。
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LLテーマの再注目:「LLリサイト・スターリング」や「バード・コール」などの安定展開パーツが再評価され、リリカル・ルスキニアに注目が再燃
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風属性テーマの環境入り:一部の新テーマ(※2025年5~6月の「風サポートカード」登場)で、風属性の下級を活かす構築が増加傾向
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エルフォビアの独特なメタ性能:相手の手札誘発(特に《灰流うらら》《γ》など)をほぼ無効化し、展開をスムーズに通せる点が再評価
また複数回使いたいのならバトルフェイズを封じ、結果的にメインフェイズ2を封じる《覇者の一括》が相性が良いのもポイント。現状ではレベル1モンスターを使うのが最適でうららや【スプライト】デッキなどの展開すらも封じれます。
実質スキドレみたいに使えるので効率は良さげ。
LL系デッキでは採用したい1枚。
LL全盛期に「LL鉄獣」などが流行した時期はそのときにエルフォビアを複数枚購入していて、1枚500円くらいで揃えた記憶があります。当時の高騰は運良く乗れたけど、まさか2025年になってまた注目されるとは…先日、某カードショップで「ノーマル400円、スーパーレア900円で買取強化中!」という掲示を見かけ、思わず店員さんに「本当に今また高いんですか!?」と聞いてしまったほどです。
コミュニティの反応と注目度
X上でも以下のような投稿が確認されています。
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「え、またエルフォビア高くなってるの?」
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「風テーマの流れ来てるし、また欲しくなった」
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「結局このカード、再録もないし高騰しやすいよね」
特に「風属性汎用カード」としての唯一性に注目が集まっており、新たに風デッキを組もうとしている層からの需要が再び高まっています。
価格情報
カード名 | レアリティ | 販売価格 | 買取価格 |
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異怪の妖精 エルフォビア | ノーマル(2013年版) | 300〜500円前後 | 150〜350円 |
異怪の妖精 エルフォビア | スーパーレア(2013年EXTRA PACK) | 700〜1200円前後 | 500〜900円 |
※ショップやタイミングによって変動あり。特に美品は高額になりがちです。
今後の展望:エルフォビアは仕込むべき?
現在の環境は「スネークアイ」「デモンスミス」「センチュリオン」など、風属性とは直接関係のないテーマが主流ではあるものの、手札誘発のケアという点ではどんな時代にもニーズがあります。もし今後、再び風属性テーマが本格的に強化されたり、「LL」が新規を得るようなことがあれば、エルフォビアの価値はさらに上がる可能性も。
「エルフォビア」は、いわば“風テーマの陰の功労者”とも言える存在です。コレクション目的でも、風デッキ構築の選択肢としても、今このタイミングでの再チェックをオススメします!