BLAZING DOMINIONで登場した《妖光のディアーブロッケン》は、初見だと「炎属性向けの展開要員+妨害札」という印象が強いカードですが、実際に触ってみると**単なる展開補助に留まらない“癖のある万能パーツ”**だと感じました。
私自身、炎属性デッキを調整する中で何度か採用を検討・試用しましたが、ハマる場面と噛み合わない場面がはっきり分かれるカードでもあります。
この記事では、現行OCG環境を前提に、《妖光のディアーブロッケン》の評価・強み・弱み、そして「どういうデッキなら活かせるのか」を個人視点で深掘りしていきます。

《妖光のディアーブロッケン》効果考察
《妖光のディアーブロッケン》は、フリーチェーン自己SSと特殊召喚時の表側カード無効。さらにリンク素材時の速攻魔法・通常罠再セットという3つの効果を持つ、星6・炎属性・悪魔族モンスターです。
それぞれ1ターンに1度という制限はあるものの、手札誘発的な立ち位置で妨害札のような感じで使えるのでリンク素材兼リソース回復という複数の役割を1枚でこなせるのが特徴ですが一方で、炎属性縛り・除外コスト・リンク前提といった条件も多く、「とりあえず入れるカード」ではない点が評価を分けています。
初動で動ける炎属性縛りの動きが特徴
(1)の効果は、自分・相手ターンを問わず、フィールドまたは墓地の炎属性モンスターを除外して手札から特殊召喚できるというもの。
この効果の評価点は、墓地コストが使えるし相手ターンに動けるうえに除外をメリットに変えられるデッキが存在するので【不知火】のように「除外=展開・アドバンテージ」になるテーマでは、実質ノーコストに近い感覚で展開できるのが強みです。
また、《灰流うらら》をはじめとする炎属性手札誘発を墓地コストにできる点も、実戦ではかなり扱いやすいと感じました。
個人的に印象的だったのは、手札誘発を使い切った後でも、墓地からリソースを捻出できる点で中盤以降の息切れを防ぐ役割として、意外と効いてきます。除外タイミングで暴れる事が出来れば指名者などでチェーンすると無駄うちせずに効果を無効化されない
出た時に仕事をする表側カード無効
(2)の効果は、特殊召喚成功時にフィールドの表側カード1枚の効果をターン終了時まで無効にするものです。
ここで重要なのは、発動時効果は止められないのと既に表に存在するカードへの干渉が主目的なので起動効果・永続効果・場に残る制圧札への回答として使うのが基本になります。
相手ターンに万能妨害ではありませんが、「刺さる相手にはかなり嫌な妨害」という立ち位置で、個人的には評価が高い効果です。
《賜炎の咎姫》と絡めたリンク展開が強い
このカードの評価を一段引き上げているのが、《賜炎の咎姫》との相性で咎姫で蘇生 → ディアーブロッケン特殊召喚しつつ(2)でカード効果を無効化できます。咎姫自身の制約効果を無効化して炎属性以外のリンク4へ展開という流れは、実際に回してみるとかなりテクニカルで面白い動きになります。
さらに、ディアーブロッケンが悪魔族である点も重要で、《光なき影 ア=バオ・ア・クゥー》といったリンク先へのアクセスも現実的です。
この辺りは、
「炎属性デッキなのに、終着点は炎に縛られない」
という独特の自由度を生み出しています。
効果発動タイミングがシビア
妨害として見た場合、チェーンの仕方を間違えると仕事をしないのが最大の欠点です。
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効果にチェーンして(1)を発動しても、その効果自体は止められない
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無効にできるのは「既に表側に存在するカード」
という制約があるため、「いつ出すか」を誤ると、ただの2000打点で終わってしまいます。実戦では、「出せる=すぐ出す」ではなく、相手の行動を見てから出す判断力が求められるカードだと感じました。純粋なビートダウンや単純展開デッキでは浮きやすい印象がありますね。
まとめ
《妖光のディアーブロッケン》は、単体で環境を壊すカードではありませんが、使いこなせるデッキでは確実に“仕事をする1枚”だと感じています。
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フリーチェーン自己SSによる柔軟性
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表側カード無効というピンポイント妨害
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咎姫絡みのリンク展開拡張
といった点は現代OCGでも十分通用します。一方で、タイミング依存・炎属性縛りなどでは輝きますね。不知火やレスキューエースあたりに採用したいです。
